出版物

観光・人流政策風土記 ~地域観光と日常・非日常~

好評既刊「ユビキタス時代の人流~融合する観光と公共交通~」の姉妹編を発行致しました。
「加賀市民をはじめ、観光に関心の高い一般市民にも読んでいただけるように工夫した」(序文より)という本書は、高崎経済大学の学会誌「地域政策研究」に「観光・人流政策風土記(1)~(4)」と題して北海道・東北編、東京圏編、北陸・東海編、関西編を掲載したものに、2009年のツーリズム学会会誌に掲載した四国・中国編、2009年観光・余暇関係諸学会共同大会学術論文集に掲載した九州・沖縄編を加え、大幅に書き直したものです。

  • 著者寺前 秀一
  • 定価2,000円(税抜)
  • 体裁約250頁/四六判
  • 発行元株式会社システムオリジン
  • 販売元寺前秀一政治経済観光研究会
  • 発行日平成22年4月15日

寺前 秀一  プロフィール

帝京平成大学教授。1949年石川県加賀市生まれ。1972年東京大学法学部卒業後、運輸省、JR東日本、国土交通省、気象庁、日本観光協会理事長、JTB顧問、高崎経済大学教授、加賀市市長等を歴任、観光学博士(立教大学)、株式会社システムオリジン 顧問 2014年人流・観光研究所を設立。「モバイル交通革命」(01年東京交通新聞社)他著書多数。

目次より(抜粋)

第1章:北海道・東北
北海道の自然認識感とイベント志向/アイヌ文化と温泉観光資源/旭山動物園と夕張観光施設の比較/世界遺産登録の政治問題化/外国人観光客数より域外客数/国鉄改革と東北・北海道の観光・・・等々
第2章:第二章 東京圏
ブラックホール化する東京圏観光/都知事の国際観光都市戦略/都心観光地の再形成/メッシュ化する東京鉄道ネットワーク/観光のポリシーロンダリング効果/浦安市の観光政策と東京ディズニーリゾート・・・等々
第3章:北陸・東海
黒部アルペンルートの父・佐伯宗義/第二の十河信二とリニア新幹線/北陸新幹線と観光地域づくり/離島空港からコミュータ航空へ/能登空港と静岡空港/観光二次交通対策・・・等々
第4章:関西圏
関西観光―古都伝説の形成/脱ダム宣言と京都の評価/高野山町、天理市と観光政策/鉄道、空港に現れた忌避伝説、伊丹と羽田―騒音問題対応の違い/空港争点化と神戸市長選の過ち・・・等々
第5章:四国・中国
原爆ドームと戦跡観光/外貨獲得と瀬戸内海国立公園/景観の日常化/巡礼観光と四国遍路/北前船の盛衰と石見銀山市/アンノン族と萩・津和野・大聖寺・・・等々
第6章:九州・沖縄
一極集中と道州制/九州国際空港構想とJR九州/広域観光論と長期滞在論の不協和/日韓間観光・人流政策の展開/旅主社会の実験場・対馬/別府、湯布院・由布院、黒川比較/岩切章太郎から東国原英夫へ・・・等々

ご購入方法

※該当書籍は絶版になっております。
人流・観光研究所のホームページにて、電子書籍版をダウンロード(無料)できます。
http://www.jinryu.jp/